こんにちは。@あおいろです。
私はゲームが好きで、ゲーミングヘッドセットをいくつも持っています。
なので、音楽を聴くとき・AmazonプライムやNetflixで映画を観る時は、ゲーミングヘッドセットで聴いています。
これはこれで十分満足しているのですが、ゲーム用ではなく音質にこだわったヘッドホンで、音楽・映画・ゲームを楽しみたいと思うようになりました。
とにかく音質が良いヘッドホンがほしい!
そしてコードが大嫌いなので、できればワイヤレス。
色々調べてビックカメラで何度も試聴した結果、最終的にゼンハイザーの「MOMENTUM Wireless 3」を購入しました。
愛用しだして2年以上経過しましたので、
2023年の今現在「MOMENTUM Wireless 3」を購入するのはありか
という観点から、いいところ・悪いところなど正直な感想を語りたいと思います。
- 「MOMENTUM Wireless 3」のいいところ・いまいちなところ
- 型落ちの「MOMENTUM Wireless 3」を購入するのはありか
- SONYの「WH-1000XM4」との比較
- 音質がいまだに最高峰
- ノイキャンがちょうど良い
- マルチポイント対応
- SBC, AAC, aptX, aptX LL対応
- 開閉自動ON・OFF機能
- 外すと音が一時停止
- 値段が下がってお得感がある
- 長時間使用すると頭頂部が痛い
- 開閉自動ON・OFF機能は諸刃の剣
- 開閉時に指をはさむ
- ノイキャンは最新機種には劣る
MOMENTUM Wirelessの良いところ
音質がワイヤレスではいまだに最高峰
「MOMENTUM Wireless 3」の音質は2023年の今現在でも最高峰です。
音にキラッとした艶感があり、音場が広く、まるでコンサートホールの一番良い席で聴いているような包み込まれる音質です。
特に脳と胸に響く低音が唯一無二です。
ビートが効いた曲を聞くとズンッズンッっと頭に響きますし、Netflixやアマプラも臨場感抜群の大迫力で楽しめます。
今際の国のアリスSeason2は大迫力で震えました。
また、最新機種の「MOMENTUM Wireless 4」とも聴き比べた感想ですが、
- 低音の厚みやボリューム感、空間の広さはMT3
- 中音や高音の解像感、音の美しさはMT4
といった感じです。
「MOMENTUM Wireless 4」が完全上位互換というわけでもなく、どちらも音質は最高峰なので、あとは好みだなと言うのが正直な感想です。
実際、「MOMENTUM Wireless 4」を買った友人は「MOMENTUM Wireless 3」も引き続き愛用しています。
ノイズキャンセリングがちょうど良い
耳にかけた瞬間、「ふわっ」と周りの雑音が消えます。
これが何ともちょうど良く、耳が詰まる感覚のない快適なノイズキャンセリングです。
「MOMENTUM Wireless 3」は音質を最大限に生かすため、雑音を徹底的に消すのではなく、あえて抑えめに設計しています。
このあたりの配慮は、音質にこだわったSennheiserらしい設計です。
ただ、最新機種の「MOMENTUM Wireless 4」やSONYには劣りますので、外で使用する人には物足りないと思います。
マルチポイント対応
3年前の機種なのに、マルチポイントにちゃんと対応しています。
スマホとパソコンなど2台を同時に接続しておいて、スマホのSpotifyやiTunesで音楽を流している状態で、パソコンのYouTubeを再生するとパソコン側の音声に切り替わります。
ただし、一度曲を停止してから音声を切り替える必要があり、また同時に流すこともできません。
マルチポイントに慣れてしまうと、他の機種は使えなくなるくらい便利ですよね。
自動ON・OFF、曲停止が便利
ヘッドホンを折りたたむと自動で電源OFF、広げると自動で電源ONになります。
また、ヘッドホンを外すと自動で音楽や動画が停止し、着けるとまた再生します。
いちいち電源ボタンを長押ししなくていいので、慣れるとめちゃくちゃ便利です。
ただ、諸刃の剣な面も…。後述します。
MOMENTUM Wirelessのいまいちなところ
長時間使用すると頭頂部が痛い
着け心地は悪くないのですが、3〜4時間が限界かなと感じます。
ノイキャンヘッドホンなので開放型と比べると側圧(耳を挟む圧)は若干強めです。
ただ、イヤーパットは羊の皮を使っていてモッチモチですので、耳が痛いということはありません。
私はメガネをしていますが大丈夫でした。
重量も304gとこれだけの音を出すヘッドホンにしては大健闘しています。
私が普段しているゲーミングヘッドセットは400gを超えているものもありますからw
ただ、頭頂部のヘッドパッドが若干薄いので、長時間使用すると痛くなります。
この点「MOMENTUM Wireless 4」は大幅に着け心地が改善されています。
長時間の使用を想定していて、着け心地を最優先する方は、「MOMENTUM Wireless 4」をオススメします。
開閉自動ON・OFF機能は諸刃の剣
先ほど良いところの述べた開閉自動ON・OFF機能ですが、厄介な場面もあります。
まずヘッドホンを開くと自動で電源が入ってしまうので、迂闊に広げられない。
つまり、吊り下げられない。
そっと畳んで置いておくしかないので、デスクの上で「邪魔だなー」と感じてしまうときもあります。
一応以下の方法で、手動で電源オフに出来ます。
- ヘッドホンを折り畳んだ状態から、3ボタンの真ん中(点字部分)を押しながらヘッドホンを開く
- ヘッドホンを開いた状態で3ボタンの真ん中(点字部分)を5秒以上長押しする
あと開閉する際に、指を挟んでしまう危険があります。
開閉部分はかなり鋭利になっているので、くれぐれもお気をつけください。
一度挟んでしまいめちゃくちゃ痛かった…
ゲームとの相性
私はゲーマーなので、高級なゲーミングヘッドセットも色々使ってきましたが、「MOMENTUM Wireless 3」を買ってからは、これ一択です。
やはりゲーミングヘッドセットより格段に音が良い!
音響にこだわっているスパイダーマンやELDEN RINGは、臨場感抜群でゲームの世界に入り込めます。
また、「aptX LL」という非常に遅延が少なく音質が良いBluetoothコーデックを使用しているため、ゲームでもほとんど遅延を感じません。
コーデック | 遅延 | 概要 |
---|---|---|
SBC | 0.22秒 | ほとんどのワイヤレス製品が対応 |
AAC | 0.12秒 | iPhoneで使用しているコーデック |
aptX | 0.07秒 | 遅延が少なくと音質が良いコーデック |
aptX LL | 0.04秒 | aptXの進化版。さらに遅延が少なく音質が良い |
ただ、ほとんどのPCは「aptX LL」に対応しておりませんので、専用のBluetooth送信機を使ってくださいね。
面倒な方は、ゲームの時だけ有線でつなげば、充電不要の普通のヘッドホンとして使えるので、ミックスアンプ等とつないで楽しむことも可能です。
音楽とゲームで両方高レベルで使えるところが、非常にグットです。
SONY WH-1000XM4との比較
この記事にたどり着いていただいた方は「MOMENTUM Wireless 3」とSONYの「WH-1000XM4」、どちらにしようか迷っているのではないでしょうか。
この値段帯で音質が良くてワイヤレスでノイキャンで、と絞っていくと大体この2つが最終候補になってくると思います。
私もめちゃくちゃ悩みました。
私が最終的に「MOMENTUM Wireless 3」に決めた理由は音質です。
とにかく最高の音質で音楽・映画・ゲームを楽しみたかったからです。
いつものビックカメラで何回も比較しましたが、どちらも良いヘッドホンです。
音質比較
音質は1番好みが分かれるところですが、私は圧倒的に「MOMENTUM Wireless 3」だと思います。
先ほども言いましたが、特に脳と胸に響く低音が唯一無二です。
ズンッズンッと響く低音が音楽・映画・ゲームをしていても臨場感抜群です。
聴いていて楽しいヘッドホンです。
「WH-1000XM4」はフラットで聴きやすい音質です。
何時間聴いていても聴き疲れしない、基本に忠実・優等生な印象ですが、「音の楽しさ・美しさ」といった面では、劣っていると感じます。
装着感比較
圧倒的に「WH-1000XM4」です。
わずか254gで非常に軽量。側圧も弱く、人によっては一日中着けていられそうな軽い装着感です。
「MOMENTUM Wireless 3」もイヤーパッドはモッチモチで悪くないのですが、いかんせん頭頂部のヘッドパッドが薄い。
3〜4時間が限界です。
少しでも締め付けられる感じが嫌な方や、長時間ヘッドホンをして作業する方は、軽さが重要ですので「WH-1000XM4」がおススメです。
操作性比較
ここも好みが分かれるところですが、「WH-1000XM4」は、
音楽の曲送り/戻し・再生/一時停止・音量調節・電話の受話/終話がタッチ操作です。
外音取り込みもタッチするだけで一発で起動できます。
ただ、電源ON・OFFが2秒の長押し。これが致命的にめんどくさい。
一方「MOMENTUM Wireless 3」はヘッドホンの開閉だけで電源ON・OFFが可能。
慣れるとめっちゃ便利ですが、
- ヘッドホンを吊り下げられない
- 開閉する際に指をはさむ危険性がある
ので諸刃の剣です。
そして、全ての操作が物理ボタンです。
慣れないうちはどのボタンだっけ?と混乱するかもしれません。
どちらも一長一短で難しいところですよねw
ノイキャン・外音取り込み比較
ノイキャンについては、どちらが優れていると言う訳ではなく、目指している方向性が違います。
まあでも、単純に機能性で言えば「WH-1000XM4」ですかね。
「WH-1000XM4」は徹底的に雑音を消してくれます。まさに「無音!」という感じ。
カフェや雑音が多い場所で作業する方はこちらが良いと思います。
「MOMENTUM Wireless 3」はあくまで音質を生かすためノイキャンです。
フワッと雑音を消す感じ。
価格
「MOMENTUM Wireless 3」は32,000円、「WH-1000XM4」は38,000円です(Amazonで2023/1/7現在)。
いつの間にか「WH-1000XM4」が逆転しています。
「MOMENTUM Wireless 3」は発売当初約5万円でしたので、だいぶお得感が強いですね。
定価で買った身としては悲しい…
総合評価
総合評価としては、音質を重視するなら「MOMENTUM Wireless 3」。
ノイキャンの強さ・軽い装着感・利便性を重視するなら「WH-1000XM4」です。
家で使うのがメインなら「MOMENTUM Wireless 3」
外に持ち運んで使うのがメインなら「WH-1000XM4」
値段が下がって今が買い時!
いかがでしたでしょうか?
「MOMENTUM Wireless 3」の最大の特徴はやはり音質だと思います。
有線でもこれほどの音を出してくれるヘッドホンは中々ないので、それがワイヤレスで楽しめる唯一無二ヘッドホンです。
今まで高級なゲーミングヘッドセットをいくつも使ってきましたが、いまいち音質に満足できなかったのですよね。
「MOMENTUM Wireless 3」は生涯で初めて、
「あーヘッドホンでこれだけ音って変わるんだ」
「音が良いヘッドホンってこんなに楽しいんだ」と感じさせてくれました。
2023年現在でも音質は最高峰のワイヤレスヘッドホンです。
しかも、値段が下がって非常にお得感が強くなっています。
迷っている方はぜひ店頭で試してみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!(^^)!
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